『私は、周囲に結果を出してもらう人になりたい。』
最近は、経営でマネージメントをしたり、人に指導するという機会が増えています。その中で、よく感じるのは、マネージメントの仕事は『結果を出すこと≠結果を出してもらうこと』です。
つまり、自分自身を含めた人や仕組みを使って全体として期待されるアウトプットをする必要があるのがマネジャーの仕事というわけです。
その中で自分自身が結果を出すことと、他人に結果を出してもらうことは全く違う能力であると考えいます。
スポーツの世界でも、『名選手名監督にあらず』と言いますが、この表現は的確だと思います。私は、昔スポーツをやっていた経験があり、最近でもそのスポーツを指導する機会があるのですが、相手に『どうしてこんなこともできないのか?こんな意識、行動では、結果は出るはずがない』と思ってしまうと、その思いは、言葉や態度に現れ、相手にも伝わり、自主性、モチベーシ
ョンの低下を招き、悪循環に入ることがあります。
これは、経営している会社においてもそうだろうと感じます。
もちろん会社には目的、存在意義があり、それに共感した人々が集まるので、組織として成立しているのですが、『相手がどのレベルにいるのか?どのようなことを考え、どのような価値観を持っているのか?』を理解しようとし、完璧主義ではなくミスを許す懐の深さ、例え自分から見ると小さな成功であっても、相手にとっての成功であれば、それを褒められる度量を持つことが人に成果を出してもらうには必須であると思います。
スポーツに関しては、自分の力≒結果ですが、会社、事業運営においては、組織の力≒結果であり、一個人で出来ることはたかがしれています。※勿論個人個人がとてつもなく優秀であるべきだとは思いますが
私、自身まだまだ、結果を出してもらう人として、未熟な部分があるので、精進していきたいと考えるこの頃です。
PFドラッカー
多くの人が話し上手だから人との関係は得意だと思っている。
対人関係のポイントが聞く力にあることを知らない。
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