投資成績月間、年間報告2021年8月

投資成績月間報告

2021年 8月

年間 日経平均 +2.35% 個人+8.08% 法人+4.59% 

月間 日経平均 +2.95% 個人+0.49% 法人+2.05%

今月は、8月2日に大紀アルミが24%上昇し、PF月間成績3.01%、日経月間成績1.82%と大きくアウトパフォームしました。しかし、日本電産のショートや、近鉄エクスプレス買い増しから下落、加藤製作所、河西工業の決算勝負からの下落を受け8月19日には、最大でPF月間−5.2%、日経月間−0.01%と5.2%程差を開けられました。7月末に業績の上方修正待ち(三栄建築の決算発表で確認)で上が取れて、角度が低い所にもせめて行ったのが、ダウンパフォームの原因かと思います。19日以降は、16日に購入していた、HUグループ、23日に購入した伯東が上昇し結果月末には、日経に対して2.5%の劣後までつけることが出来ました。見つけた銘柄に対しても、期待値の差があり、低いものに対しては精査して取引をしないと決断する事が重要だと感じました。低い期待値に対しては反応せず、可能性を捨てていったほうが大きなチャンスに反応できると感じました。また、ロットの管理に関しては、大紀アルミを900株上で買って下で切ったまでは良かったのですが、上がると感じるタイミングで300株しか入れてなかったので、上がると感じるならば、同額かそれ以上は入れるべきだったと感じます。

●気づいた点

1、銘柄を少数(最大で10銘柄)に絞るべき

2、3年〜5年で見れば『どの銘柄を買うのか?』も重要であるが、1年以下の短期においては『いつ買うのか?』が最重要※CPを常時維持する必要性

3、銘柄選択において最優先は周りに評価されるのかどうか

4、EPSの成長率、PERの是正、ROEの重要性

1、銘柄を少数(最大で10銘柄)に絞るべき

自分にとって銘柄数が多くなると管理の難易度が極端に上がり、1銘柄に対しての注意が浅くなってしまう。これは、コロナ下でも顕著に出ていた。銘柄が多いと優先順位がつけにくく、銘柄入れ替えや売却が一歩遅れる。また、決算ごとの内容も深く精査し売買するためには保有銘柄数はすくないほうが良い。5銘柄以下にすると集中しすぎて大きくパフォーマンスがブレる可能性が高く、今の資産だと自分の許容できるリスクを超えているように感じるため、5〜10銘柄にする。また、銘柄の入れ替えをスムーズに行う、良い株価になった銘柄をすぐさま購入できるように15%ほどのCPは維持したい。コロナの下落まえでも、フルポジでパンパンだったので身動きが取れなくなった。常時15%を目標とし、下落局面に備える。

2、3年〜5年で見れば『どの銘柄を買うのか?』も重要であるが、1年以下の短期においては『いつ買うのか?』が最重要※CPを常時維持する必要性

今まで銘柄選択に力を入れて来たが、1年以内の短期においては、『いつ買うのか、売るのか?』が重要。その為には、その銘柄が『どんな状況なのか?』を正確に把握する必要がある。今は期待されていないが、今後機関や大口が買って来そう、この材料なら大口も売りにくい、売り方が苦しいため受給的に上がりやすい、出来高的には上で買っている人が多いので下落すると売られやすい等等、その銘柄の現状を見てタイミングよく出たり入ったりれば、日経のアウトパフォームも容易になると感じた。

3、銘柄選択において最優先は周りに評価されるのかどうか

2020年中盤までは、自分がどう見えるかを重視していた。コロナ前時点で保有の大部分を占める資産バリュー銘柄は市場が下落するとともに連れ安したのち、戻りも弱く、年初ー20%の銘柄も見られる。その間、材料のある銘柄(Saas、DX、マスク、テレワーク、スーパー等)は買われやすく、売られにくい状況が続き年初大きく上昇した銘柄が三件された。もちろん来年は、バリューリバーサルになる可能性もあるが、それも引き金となるのは市場から注目されるかどうかということ。網を張っておくにしても、ただ割安のみでは日経においていかれる為、注目されそうな状況を機敏に察知してから網を貼るようにしていきたい。

4、EPSの成長率、PERの是正、ROEの重要性

2020年中盤までは、BS重視で銘柄を購入していたが、3の周りに評価されるかどうかという着眼点においては、いつ開くのかわからない宝箱は評価されにくい。最低でも、開く時期のおおよその検討がつき、それが周知され評価される一歩前、若干評価されてきている瞬間に入るのが合理的だと思う。また、開けば評価される宝箱ではなく、現状変化の兆しがある銘柄を購入するのが良い。そうなると、EPSの成長率、ROEの数値が重要で今後伸びるであろう銘柄をやや割安な水準で買う戦略が良い。

この4点を意識して来年は投資していきたい。

いずれにせよ投資は『どれを、いつ売買するのか』に集約される。来年も良い一年になるように成長したい。

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