本日、日経は前日比−0.05%、(年率+4.88%)、個人PFは、前日比−0.49%(年率+7.51%)となりました。
5449大阪製鐵がスタンダード市場選択を発表し、4%程下がり全株寄り付きで売却しました。来週だと考えていたので、ポジション解消前に若干喰らいました。当初の半分のポジションになっていたので、全体に与える影響は限定的でした。日本一ソフト、東洋製罐をポジション調整して、新規銘柄の購入費用に充てました。5480日本冶金工業と6640IPEX新規で購入しました。
日本冶金工業はステンレス専業の大手でニッケル精錬から圧延まで一貫して生産しています。2021年8月6日に業績上方修正と増配を発表しました。10月29日発表の2QでEPS377.9円で発表、通期の予想EPS497円でPER4.5、PBR0.56、配当利回り3.57%となっています。2Q業績の要因としては、生産用機械等の設備投資が引き続き堅調に推移し、個人消費の回復に伴い需要は緩やかに回復している一方、ニッケル相場の上昇や資源生産体制の停滞による原材料コスト上昇が収益を圧迫したとのことです。ニッケルの価格は現状も上昇しており、不安材料にでもありますが、『高機能材の生産性向上やリードタイム短縮に取り組んだ他、原材料価格の上昇に見合ったロールマージンの確保及び徹底したコストダウンを実施した結果、、、』との一文があったので、加工賃の向上によって利益を確保出来ているものだとかんがえられます。原材料の価格の上昇を価格に転嫁出来る企業は強いと思いますし、価格上昇できるということは需要もあることが伺えます。将来予測に関しては、3Qのに入り、原材料価格が急激に上昇していること、中国における電力不足や不動産バブル崩壊懸念による景気減退リスクなどを踏まえ、本格的な需要回復はこれまでどおり2022年度と想定。EPSが1Qで227円、2Qで150円出ています。原材料価格の上昇は危惧すべき点ですが、売上も1Q→2Qで上昇しており、2Qでも2018年、2019年、2020年と比較しても利益が出ていることを踏まえ、3Q、4Qで100円づつは出るのではと想定しています。そうすると通期EPS577円、PER3.8、2020年10月30日発表の中期経営では総還元性向25%程度と記載されています。総還元145円で、80円の固定配当なら、64円(発行済み株式数の2.8%)が自社株買いに回ってきます。株価位置も過去指標比較で割安な位置にいるので購入しました。カタリストとしては、上方修正+自社株買い発表or2023年3月期の業績予想発表で次の3Q、本決算が一旦の目処かと思います。ただ、シクリカルの要素が強く、一旦は逆三尊をつけて下落からの反発と見えますが、安値を割ってこれば、大きくロットを落として次のチャンスを待ちたいと思います。
IPEXを新規で購入しました。コネクターの大手で車載用コネクタ、センサーに注力しています。12月23日に発表した資本政策の基本方針策定に関するお知らせの株主還元で『配当性向の水準として中期的に30%を目指して参ります』との記載がありました。前回の有価証券報告書では配当政策について『内部留保を確保しつつ、積極的な株式還元を実現するため業績連動を考慮した配当を基本方針としています』と記載されています。2019年12月期は45%、2020年12月期は40%、2021年12月期は18%予想です。30%はそこまで大きなインパクトではありません。しかし、会社側が方針を示したことはプラスの材料だと考えています。11月8日に発表された3Q決算では、EPS264.7円となっています。要因はノートパソコン向けコネクタの受注が好調であったことに加え、自動車部品事業、設備事業も概ね好調に推移しました。若干コロナ下のPC特需があったにしても、この流れは一定期間は継続することが考えられます。また、EV化にあたっても、コネクターセンサーは電子制御が必要になる為多くの部品が必要となることが考えられます。4Q単体では、2019年16円、2020年14円と来ていること、Q毎に業績がのびていることから、4Qで30円程は出るのではと考えています。そうすると、EPS約300円、PER6.5、PBR0.66となり、過去2年のPER平均の15倍、PBR0.8と比較した時に非常に割安と考えます。また、3Q単体で営業利益20億円出ており、2月の本決算来期予想で20億円×4Q=80億円となり、将来性の高い80億円の営業利益を稼ぐ会社が400億円以下で買えるのは非常に割安で、2倍の時価総額があってもおかしくないと思います。チャートとしては、1Q発表の業績発表の大幅高から2Q発表後売られて、3Q発表後も売られ、1Q発表前の水準にもどってきました。1800円は2020年7月以降から反発した水準にあり、これ以下で一旦決算、高値の2600円に決済ラインを入れたとしても、損切りラインは10%、利益確定は30%で確率は上60%、下40%で考えれば分は良いのではと思います。カタリストは、2月の本決算発表時でその時の上方修正と来期予想からの増配を一旦のカタリストと考えます。
月間の日経との差は−1.17%です。
日経騰落レシオ86.03、日経平均PERは13.77、PBRは1.26倍、益回りは7.26%です。空売り比率は39.7、信用評価率は-11.21倍です。恐怖指数17.96%となりました。
個人口座ポジションバランス
CP9.35%
個人PF(9銘柄)
1871PS三菱
3447信和
3851日本一ソフト
5195バンドー化学
5480日本冶金工業
5901東洋製罐
6640IPEX
7433伯東
8140リョーサン
優待口座(13銘柄)
1384ホクリョウ
2681ゲオHD
3197すかいらーく
3548バロックジャパン
3558ロコンド
5449大阪製鉄
7337ひろぎんHD
8173上新電機
8356十六銀行
9857英和
9029ヒガシ21
9882イエローハット
9885シャルレ
コメント